今日は息抜きにyoutube動画を見ていると、たまたま建築家である安藤忠雄さんのインタビューが出てきました。
動画は、今年7月にオープンした大阪中之島に「子ども本の森」でのインタビューです。その中でとても面白い話があったので書いておきます。
「自分で考えるのが下手なんですよ。日本人というのは、だから「年功序列」「終身雇用」がうまくいっていた。今は違います。自分で人生をプログラムしないといけない。昔は一流企業に行かないとチャンスはなかったが、今はどの人にもチャンスがある。その人たちなりの人生の作り方を考えなければいけない。」
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この話を聞いたときに、これまでの日本人にとって「考える」というのは、いかに良い大学に行き、良い大企業に入れるのかを指すことであったのだなと改めて思いました。
しかし、これからは安藤さんがいうように、その人なりの人生の作り方を考えなければいけません。それは教育においても当てはまります。
安藤忠雄さんが大阪中之島に「子ども本の森」を設計し寄付したのも、未来の子ども達が自分で考えて人生をプログラムできるようにという願いがあったからです。
教育界においても、個別最適化教育を進める動きがありますが、大人のコントロールが強すぎるように感じます。
「親や学校が子どもをコントロールしすぎるんですよ。だから考える力がつかない。大人が作るべきなのは子どもが自由にできる箱です」
これからの日本人にとって「考える」ということは、全く別の意味に変わっていくのだろうなと感じたインタビューでした。そして、自分自身が教育者といして、その「箱」を提供できる人でありたいと思いました。
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