今日は初任者研修でした。特別支援教育についての講演を受けたのですが、そこでの支援に関するエピソードの話が面白かったです。
不登校気味の生徒がいたが、職業実習に取り組んでいくうちに自分のやりたいことが明確になり、学校には行かないが、職業実習には生き続け、卒業後は実習先の企業に就職したのだとか。
こういう話を聞くと、不登校にも様々な原因はあると思いますが、なかには、「学校」という特殊なシステムがその子に合わなかっただけというパターンも結構多いということを実感させられます。特別支援学校においては、実習先などを紹介することで、生徒に多様な環境を用意できるところが良いと思いました。生徒は自分に合った環境を数年かけて選ぶことができ、卒業後にもその環境に居続けられる可能性がある点は、普通科の高校にはない魅力があると感じました。
むしろ、学校も特別支援学校のように生徒に様々な環境を与えられようになるべきだと思います。例えば、バイトを解禁したり、西川先生がよくおっしゃっている働く時間を授業の時間として認めるというのも導入すべきだと思います。
そういった意味で、今の普通科高校には、まだまだ改善の余地があるのではないかと感じました。