中間者がいなくなり、個人が本当の意味で価値を発揮できる世界にワクワクしています。最近はその成果が徐々にで始めたというか、面白いプロダクトがたくさん出てきています。そういったプロダクトを触るたびに妄想を膨らませています。今回は以下の記事を見ながら思ったことを書いてみました。
私たちの生活はweb2.0により豊かになった!しかし、代償も大きい
Web1.0では分散的なやりとりが主でした。個人と個人が直接つながり通信し合う世界です。しかし、そういったやり取りは非常に非効率的でした。そこで登場したのがgoogleやfacebookという中央集権的な企業です。ある企業が中央集権的に管理し、集めた強力なリソースをユーザーに提供することにより、私たちの生活は豊かになりました。
グーグルドキュメントは無料で使えるし、授業だってグーグルクラスルームで楽ちん!親しい人はFacebookで繋がることができます。これらのツールは無料で使えると思っている人が多いですが、実際は私たちのあらゆる個人情報を企業や政府に提供することによって成り立っています。
今日、グーグルクラスルームで真面目に授業を受けている生徒の情報が、知りもしない他の企業に売られているかもしれません。この様に私たちはgoogleやfacebookの様な中間者の登場により、生活の質が劇的に向上した一方で、それなりの代償を負っている状態です。
2008年に中間者がいなくともやり取りができる様になる技術が発表される
2008年に世界金融危機が起きました。それと同時に匿名の人物がある論文を発表しました。その論文は暗号技術を使い、中間者がいなくともやりとりができる様になるというものです。これにより、googleやfacebookなどの中間者がいなくとも価値の交換を可能にできるということが明らかになりました。
これの何がすごいかと言うと、個人間で価値のやり取りができる様になったことによって、より個人に貢献している人が評価されやすくなったと言うことです。具体例を挙げると、googleに評価されることを目的としている派手なブロガーよりも、個人のためになる様な日々の教育実践を発信している人が評価されるようになるということです。
また、ユーザー同士のやり取りも中間者なしでできるので、facebookの様な企業に個人情報を晒すことなく、サービスを使える様になります。
この様に、web2.0では生活が豊かになった一方で、googleやfacebookの様な中間者に大事な個人情報を吸い取られていると言う状況でした。そこに中間者なしにやり取りできる技術が登場したことにより、web3.0への可能性が開き、私たちの社会はより良い世界になっていくのではないかと言う話でした。
中間者を介在しない技術によってより世界をフラットにしていく。
その様な世界の実現に向けて世界機関と協力しながら活躍している日本人もいます。私はそうした人達を見るたびに凄いなと感じます。私も自分にできることを考えて行動していきたいです。