エーリッヒ・フロムの「愛するということ」を久しぶりに読んでいます。
フロム曰く人類史というのは、孤立をいかに克服するかという課題に対する行動の積み重ねであると主張しています。
その答えが、祝儀的な祭り、戦争やドラッグや酒、宗教や愛のないセックスだったりするのですが、そのような孤立に対する解決として、フロムが最も良いとしてしているのが人を愛することなのだと書かれています。
そのためには、技術が必要であり、技術を習得するには修練が必要であるという感じで本は進んでいきます。
僕の中ではフロムが人類史を孤立をいかに克服するかという課題に対する行動の積み重ねと捉えているのがとても面白いなと思いましたし、確かにそれで色んな出来事を説明できるなと思いました。
読み直すたびに新しい発見がある名著です。