庵野秀明監督の「式日」を見ました。庵野さんといえば、あのエヴァを作った人ですね、最近ではシン・エヴァンゲリオン劇場版を公開し、20年近く続いたエヴァが完結しました。
あのシン・エヴァンゲリオン劇場版を見てから、庵野さんという人物に興味が湧いて、YouTubeなどで色んな庵野さん関係の動画を見ています。
式日は特に庵野さんの思想を強く出ている作品だと思いました。虚構と現実の間で苦しむ人間を描いていて、見ている人の心がギュっと苦しくなります。
人は完全な生き物ではないので、どうしても虚構を作ろうとします。それによってようやく社会とつながりを保ったり、自分を保ったりしています。
だけど、最後は現実を受け入れて、前へ進むという前向きな作品だと感じました。
エヴァのラストも虚構と現実
そういえば、シン・エヴァンゲリオンのラストも虚構と現実が描かれているのを思い出しました。
キャラクターがそれぞれ自分が作り出した虚構を否定し、現実を受け入れることで、物事が前向きに進むようになります。最後は「エヴァ」という20年続いた虚構を否定し、現実社会へと戻っていき、映画が終わります。
自分も虚構を作り出している
最近、僕は友達と飲む機会をすることが多くなっています。もともとそんなに人と飲むタイプではないのに、自分でもなんで何だろうと思っていました。しかし、この「式日」を見て分かりました。自分にとって不都合でつらい現実から逃げるために人と飲んで虚構を作り出しているんだということに。
式日のラストは主人公が現実を受け入れてハッピーエンドとなりました。僕も現実を受け入れて前を進んでいきたいです。