今日は西川先生が新しく書いている本の原稿の添削をしていました。読み終わって感じたことは、やはり西川先生は自分が得だと考える範囲がとても明確になっているということです。
西川研究室では「日本を変える」ということを目標として掲げていますが、それがなぜ西川先生にとって得なのか、なぜそれが出来るといえるのかということが原稿にびっしり書かれていました。
ここまで、自分の得と感じることについて明確に書ける人ってなかなかいないと思います。
自分の願いは何なの?
今日、ゼミ生と話していて「得だと感じる範囲を広げるにはどうしたらいいのか?」という話題になりました。
それをするためには、やはり西川先生のように自分の願いや苦しみを明確に言語化できるようにならないと、得だと感じる範囲を広げようはないのではないかと思います。
例えば、他人から見て損な動きをしている人は、自分のことを客観的に見るのが得意ではないのかもしれません。もし、自分の願いや苦しみを客観視できているのであれば、それに対して得な行動をすれば良いのですから、損な動きは自然と減っていくはずです(多分ですが)。
その辺の考え方がぼんやりとしていると、得だと感じる範囲も狭くなってしまいます。
そして、自分の願いや苦しみを言語化するためには、多様な人と繋がって、話し合う必要があると思います。僕も、前回、鯖江市のNPO法人エル・コミュニティの竹部さんとお話をして、自分がこれからどうありたいかが、少しずつ分かってきました。
そういったことを続けることで、自分の願いや苦しみが明確になり、それを解決するためには、狭い範囲で損得を考えては達成できないことを理解するようになるではないでしょうか。(多分)
かなり抽象的な話ですが、今日はそんなことを考えながら西川先生の原稿を読んだ一日でした。