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イノベータ理論は校長にも当てはまる

このイノベータ理論は校長や教師のタイプにも当てはまります。

「イノベーター」と「アーリーアダプター」タイプの校長

まず、16%の「イノベーター」と「アーリーアダプター」のタイプの校長ですが、このタイプの校長は先ほど説明した様に、新しい物好きな人達で、それから生み出す効果に注目します。なので、理論的に『学び合い』を説明すればある程度は理解してくれます。全国の『学び合い』の事例を紹介すると良いでしょう。しかし、深く説明しすぎるのも禁物です。

「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」タイプの校長

しかし、その他の84%の「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」は先ほどの「イノベーター」と「アーリーアダプター」とは違い、それから生み出す効果には注目してしていません。そのため、理論的に説明しても理解してもらうのが難しいです。

iPhoneの例で言うと、まだ発売もされていないのに、知らない人からiPhoneの機能的素晴らしさを一方的に語られたとしても、ほとんどの方が理解できないと思います。それと同じですね。

多くの「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」が重視しているのは一定の成果を確実に出せることです。教育でいうと「ちゃんと学力がつくのか?」や「分からない子はいないのか?」「保護者は納得するのか?」といった事を重視します。学校教育は子どもの将来を預かる場所でもあるため、こういった考え方も当然重要です。

『学び合い』は何年もの研究から理論が確立されており、その理論を全国の教師が20年間、各地で実践しています。なので、理論を説明することはできますが、先ほどのいきなりiPhoneの例の様に素晴らしさを語っても意味がないのと同様、『学び合い』の素晴らしさをいくら語ったとしても、理解されるのは難しいでしょう。

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では、どうすれば良いかというと、問題を起こさない事を説明するべきでしょう。例えば、保護者に対して説明を行なっており、事前に了承を得ている事。学校で横並びにしている事。県や教育委員会が求めているものとは矛盾していない事を説明します。

そして、周りの先生と問題を起こさず、保護者からもクレームが来ず、安定して一定の成果を出すことができれば、「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」のタイプの校長は納得してくれます。

「ラガート」タイプの校長

「ラガート」の校長のタイプは世の中がiPhoneを使っていてもガラケーを使うタイプになります。このタイプになると上記の様に一定の成果を出していたとしても理解を得ることは難しくなります。「授業の導入は〜するべき」「まとめは〜べき」といった「型」を重視するためです。

ガラケーを持っているおじいちゃんに対して「iPhoneってこんなに素晴らしいんだよ!」と説明しても「うるさい!わしはガラケーなんじゃ!」と怒られる構造と一緒ですね。

このタイプの校長に関しては『学び合い』のまの字も出してはいけません。「週1回に話し合い活動をしています。」と言って週1で『学び合い』を実践するところからスタートするといった感じでしょう。

ただ、基本的にもどのタイプの校長や教員であっても信頼を得る事からスタートするべきでしょう。なので、週1回からスタートし、クラスに『』の文化を作りつつ、現場の教員や校長から信頼を得ることに集中し、ある程度、信頼関係が築けたら、『』の回数を増やしていくというイメージです。そうすることによって、周りの教員も「あの先生だったら大丈夫だろう。」と言う様に見守ってくれる様になります。

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