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本日は西川研の全体ゼミがあったのですが、西川研の集合知はすごいなと感じることがあったのでメモしておきます。

10月に行われる上越の会についてゼミ生で話していたのですが、ゼミ生で議論している間にアイデアがどんどんブラッシュアップされていき、最終的にはかなり面白いアイデアとレベルアップしました。

なぜ優れた西川研では優れた集合知ができるのか?

集合知とは、たくさんの人の意見や知識を集めて分析し、そこからより高度な知性(的なもの)が見いだせるというものです。

ジェームズ・スロウィッキは『群衆の智慧』でWikipediaやグーグルのページランクを紹介しながら、「一部の専門家の意見より、普通の人々の意見の集合体(集合知)の方が優れている」と述べています。

「え、でも集団で意見を出そうとしようとすると、一部の人によって意見が消されたり、ネガティブなイメージしかないけど?」という疑問を持つと思います。

その通りで、ジェームズ・スロウィッキは「優れた集合知を作るには多様性、独立性、分散性、集約性が必要である」と述べています。

例えば、wikipediaは優れた集合知と言えるでしょう。

多様性→世界中の人々
独立性→組織的なしがらみはなく、個々が独立して情報を更新している
分散性→中央集権的にページを管理するのではなく、世界中の個々人が情報を更新する
集約性→その情報が真実であるかどうか

このような条件があって、初めて優れた集合知を作ることができます。そして、その集合知は専門家が作り上げたものよりも優れたものが作り出されます。実際にWikipediaの対抗馬として〇〇という専門家だけで作り上げる百科事典のようなサービスがあったのですが、Wikipediaの方が圧倒的に優れた情報サイトを作り、現在、私たちは当たり前のように使っているわけです。

Google、Apple、Facebook、Amazon、などの世界的に成功を納めている企業も上記の条件を満たしているので、優れたプロダクトが生まれてくるのです。

西川研究室もこれと近いもの持っているなと今日の全体ゼミを通して感じました。

多様性→現職やストレート生、起業家の方など多様な人が参加している。積極的な人もいればそうでない人もいる。ゼミに積極的であろうがなかろうが、何も言いません。西川研の目標である「自分の心に響き、多くの人の心に響く教育研究を通して、自らを高め、一人も見捨てない教育・社会を実現する」ということは求めますが、最終的にどうなるかは本人が決めます。

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独立性→個々が独立して自分のやるべき事に集中している。


分散性→研究室だけでなく、日本の色んなところから参加。合意形成も分散的。


集約性→『学び合い』という価値観を全員が共有しているので、最終的に意見がそこにつながるか否かで集約

という事です。なので、ゼミ会議もストレスがなく、優れた意見にブラッシュアップされていったのだと思います。

そして、本題のなぜ西川研がそのような優れた集合知を作れるのかという事ですが、間接的な原因としては、西川先生本人がそのような価値観を持っていることが大きいでしょう。直接的にはM2の先輩方々が文化として継承してきているのだろうなと思います。

私は現在M1で入学して4ヶ月経ちますが、気づいたら西川研の先輩とご飯に行くようになり、自然と研究室に溶け込むことができました。あまりに自然すぎて気づきませんでした。そして『学び合い』の研究の歴史を辿る中で、やっとこれは文化が代々継承されているのかということに気づきました。

こういう集団は居心地が良く、成長しやすい

このように西川研究室は多様性、独立性、分散性、集約性、という特徴を持っています。なので、本当に良い意味で居心地が良いです笑

私は変わった人間なので、部活動とかだとたまに息苦しさを感じることがあるのですが、西川研だと別に変なしがらみもないので楽です。ゼミ生同士が独立していて、お互いを認め合っている(?)感じです。もちろん合う人や合わない人も出てきますが、「ああ、そう」という感じです。

「出る釘は打たれる」日本の教育はこうした集団の理想的な在り方をもっと取り入れるべきでしょう。自分達でこういう集団を作り上げる能力がないから、民間の校長に頼む事態になったり、出る釘のタイプの生徒がN高等学校に流れてしまうのです。

なので、現場に出たらこういう学校を作りたいです。新入生には西川研のような文化が与えられ、知らぬ間に西川研のような集団になっているというイメージです。スケールを大きくすると「地域」や「地元」となり、その地域住民が『学び合い』の理念を理解しているという状態でしょう。

『群集の智慧』を通して西川研を見ることで、今まで自然すぎて見えなかったものが少し見えた感じがします。

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