「人の幸不幸を決めるのは、人との出会いである」という西川先生のブログを読みました。

 僕自身も西川先生が設計した大学院で2年間過ごしました。同じ部屋を多様なゼミ生が使っているので、自然とつながりが生まれます。その結果、ゼミのことを他ゼミの人に相談したり、遊びに行ったり、助けてもらったりするなかで、多様なつながりが得られる環境の大事さを大学院で学ぶことができました。

 それから高校で働くようになり、1年間現場を見て感じたことは、もっと上記のような環境が必要だということです。

 例えば、クラス担任制もチーム担任制に変えた方が上記のような環境に近づくと思います。属人的な力量に任せるよりも学年というチームでクラスを担当した方が教員と生徒にとって良いはずです。生徒指導が得意な先生、相談事が得意な先生、色んな先生が生徒とつながれる機会をもっと作れば良いのになと感じます。「学年の先生は自分の担任の先生しかよく分からない」という生徒は多いと思います。既にチーム担任制に取り組んでいる学校もあるので、できないことはないと思います。

 このように、少しずつ生徒と教員が多様な生徒とつながれるような仕組みが高校にも必要だと感じます。

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