この前、ある経済学者の方の話を聞いていた時にその方が「株式は19世紀の成長の時代においては、世界の発展に重要な役割を果たしたが、現代においては格差を推進する役割になっていたり、一つ会社や組織に所属することが問題視されている。だから、その反動としてこれからは分散組織が発展していくのではないか」
とおっしゃっていました。確かに、会社はある時代においては社会の発展に大きく貢献した一方で、1つの会社に所属することが逆に負担に感じる人が多くなってきたと感じます。
西川先生に「これから、分散組織は増えていくでしょうか?」という話をすると「増えると思う。フリーエージェントの先生とか出てきているし、これからも一つの学校や会社に縛られずに働いていく人は増えるんじゃないかな」とおっしゃっていました。そして「『学び合い』においては、地元の小中高の繋がりによって、精神的な幸福も得られることができるよね。」と言っていました。
確かに、今後色んな組織に所属する人が増えるとするならば、地元のつながりというのは更に大事になってくると思います。オンラインや複数の地域で仕事をしながら、休日は地元の同級生と過ごす。その中で仕事の話が出てきて「じゃあ、その仕事やるよ」という話になり、新しい仕事が生まれる。
色んな組織で働くのが当たり前になると、一つの組織が合わなくてもすぐに他の組織に移ることができるようになります。
そうなればもっと生きやすい社会になるのではないかと思いました。