仕事について

 仕事は忙しい時期もありましたが、楽しんで取り組むことができました。これも同じ課の先生方に可愛がっていただいたおかげです。思い返せば、西川先生のサバイバル本に書いてある挨拶をしっかりとすることや、自分に余裕があれば周りの先生の仕事を手伝うなど、そういったことを毎日意識しながら過ごしていたのですが、効果は絶大だったと思います。

 飲み会に誘っていただいたり、若い先生方のネットワークに入れてもらえたり、色んな先生方とつながることで仕事がかなりやりやすくなりました。

授業について

 一方で授業の方は課題が山積みです。『学び合い』も最初の方はそれなりに動いていたのですが、中間テスト以降は『学び合い』という環境を活かして成績を伸ばす子と、そうでない子の2極化が起きてしまいました。こうなってしまった原因としては3点あると考えています。

・型通りにしなかったから

・全員ができるようになることが何故自分のためになるのかが2割の子に伝えきれていない

 1点目は、具体的にはネームプレートを使いませんでした。理由は今の学校の子は良い子が比較的多く、「この子達ならネームプレートなくてもいけるかも?」と思ったからです。いざやってみると最初の1~2か月ぐらいは緊張感もあってそれなりによかったのですが、慣れてくると、ネームプレートを動かすという制約がないことが更に緊張感を無くし、授業の質が低下していきました。しっかりと型通り進めるべきだったと感じました。

 ただ、この失敗を通して、改めて最初は型通りにすることの大事さを知ることができたので、今更ですが良い勉強になったと思います。

 2点目は、語りの部分が後半の授業になるにつれてかなりおろそかになっていたんなと思います。「なぜこの授業が自分のためになるのか?」や「なぜ分からないから教えてという声が限定的になってしまうのか?」といった説明を生徒集団に十分できていなかったと思います。

もう少しこの辺をスラスラと語れるようにならないといけないなと感じました。『学び合い』の授業をしていると6時間目にはヘトヘトになってしまっていたので、体力もつけていかないといけないですし、良い意味で考えすぎないことが大事だと思います。夏休み中に本を読みなおそうと思います。

 ネガティブなことばかり書きましたが、嬉しいことももちろんありました。今まで動いていなかった子が周りの子に声をかえるようになったり、「一緒にやろう」と勉強をしない子に声をかけている子がいたり、そういった見ていて「おお!」となるような場面があったおかげでしんどいけど、頑張って『学び合い』を続けようと思えました。しんどいことも多いですが、楽しみながら仕事をやっていけていると思います。

2学期に向けて

 ということで、2学期に向けて本を読み直したり、勉強会に参加するなどしてこの夏休みを有意義に過ごしていきたいです!

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