『学び合い』をやってみたいんだけど、どの本から読めば良いの?

『学び合い』をやるかまだ決めていないけど、とりあえず本を読んでみたい

今回はこういった疑問に答えていきます。

この記事を書いている私は現在、西川研究室のゼミ生で、普段から『学び合い』に精通しているゼミの先輩や西川先生と『学び合い』について議論しています。その中で、先輩や西川先生からなんども「初心者はとりあえずこの5冊の本を読みなさい」と言わてきました。

そして、この5冊をを読むことによって『学び合い』の大体イメージを掴むことができました。

【入門】入門『学び合い』の本で最初に読むべき5冊とは

『学び合い』初心者の方が最初に読むべき5つの本について紹介します。西川先生のブログにも書いてありますが、『学び合い』を始めようと思った場合、最低でも以下の5冊を読む必要があります。

1冊目:『学び合い』スタートブック
 1冊目の補助本『学び合い』ステップアップ
2冊目:週イチでできる!アクティブラーニングの始め方
3冊目:『学び合い』を成功させる教師の言葉がけ
4冊目:学力向上テクニック入門
5冊目:みんなで取り組む『学び合い』入門

https://www.jun24kawa.com/entry/2020/03/07/090655

何故5冊も読む必要があるのか?と思う人もいると思います。それは、実践者が『学び合い』をするとなった場合、授業実践を成功させるのと同時に、同僚・保護者・生徒などの色んな人とうまく折り合いをつけていく必要があるからです。

色んな人と上手く折り合いをつけて、結果も出すためには最低でも5冊を読んでからではないと、厳しいということです。

といっても、知らない人にとってはイメージしにくいと思うので、この5冊が『学び合い』を実践する上でどの様に役に立つのかを順番に説明します。

『学び合い』の5冊の本の内容と読む順番について

順番は

①『学び合い』の大まかなイメージをつかむ
②『学び合い』の実践的なノウハウを知る
③生徒・同僚・保護者等のあらゆる人と折り合いをつける方法を学ぶ

です。

『学び合い』の大まかなイメージをつかむ

1冊目:『学び合い』スタートブック
1冊目の補助本『学び合い』ステップアップ

まずはこの2冊で『学び合い』の大まかなイメージを掴みましょう。1の補助本として『学び合い』ステップアップを紹介しています。1は初心者を意識した本でテクニックに関する情報が少ないためです。この2冊を読んで大体のイメージを掴みましょう。

『学び合い』の実践的なノウハウを知る

2冊目:週イチでできる!アクティブラーニングの始め方
3冊目:『学び合い』を成功させる教師の言葉がけ
4冊目:学力向上テクニック入門

『学び合い』に対して大体イメージできたら、次は以下の本を読んで実践的なことを把握しましょう。

『学び合い』は今までの授業とは大きく異なるので、週イチから始めることを西川先生も推奨しています。まずは週1回で徐々に慣れていきましょう。

その中で、具体的にどう言った教師の言葉がけが有効なのかを『学び合い』を成功させる教師の言葉がけで学びます。そして学力向上テクニック入門を読むことで、生徒の学力向上のノウハウを把握し、より『学び合い』の質を向上させます。

生徒・同僚・保護者などのあらゆる人と折り合いをつける方法を学ぶ

5冊目:みんなで取り組む『学び合い』入門

そして、最後に「みんなで取り組む『学び合い』入門」を読みましょう。この本を読むことによって、実践者が学校現場で生徒・保護者・同僚といった多様な人達と折り合いをつける過程をイメージできます。

『学び合い』実践者は学校現場では圧倒的マイノリティです。そんなマイノリティの実践者がどの様にすれば現場のあらゆる人と折り合いをつけながら『学び合い』を実践していけるのかがこの本を読むことによって理解できる様になります。

たまに、現場の同僚や保護者・生徒と対立してしまい実践が上手くいかなかったという方がいるのですが、この本を読んでいないというパターンが多いです。実践者が自分自身の身を守るためにもこの本は必読書です。

この本について詳しいことは以下をお読みください。

以上の5冊を読むことによって、『学び合い』に対する理解を深めるとともに、学校現場で多様な人と折り合いをつけることもできる様になります。

失敗してしまったり、誰かに相談したい場合は、『学び合い』の会に参加しましょう。『学び合い』の会とは、全国各地で定期的に開催しているもので、実践者や保護者など色んな人が集まって『学び合い』に関する情報交換をしています。経験豊富な実践者が歓迎してくれます。

『学び合い』実践者がよくしてしまう失敗パターンについてはこちらの記事をご覧ください。

LINEで送る
Pocket