本日はみんなde『学び合い』フォーラムに参加させていただきました。

いくつか印象に残ったことをメモしておこうと思います。

同じ課題意識を持っていれば、人間関係は築ける

豊富なコンテンツを楽しませていただいたのですが、その中でも分科会でのトークで三田国際学園中学校・高等学校に勤務されている大野先生のコメントが印象的でした。

「オンラインで人間関係を構築するのは難しいのではないか?」という質問に対し、大野先生は

「プロジェクトベースでやっていくと上手くいく」とおっしゃっていました。つまり、解決したい課題を生徒で考え、プロジェクトを生徒で立ち上げ、学年関係なく生徒だけで解決していくというシステムを作れば、オンラインであっても人間関係はできていくということです。実際に三田国際学園中学校・高等学校では生徒にプロジェクトを立ち上げさせて、社会課題を解決させる取り組みを行っているそうです。確かに、現場で働いている職員集団も学校の課題があるからこそ、人間関係を築けている面があると思います。

同じ課題意識を持った地元の人とつながる

今日ここに集った方々に人間関係が生まれているのも、きっと同じような課題意識を持っている人たちが集まっているからだと思います。

そうした色んな方々と繋がり、地元で多様な自律的な組織を作っていくことがこれからの時代でソフトランディングさせる上でも重要になってきます。

実際に地元の兵庫『学び合い』の会では、イエナプランの関係者でこれから新しい教育環境を作ろうとしている方ともつながることができました。「今度、兵庫『学び合い』の会と一緒にやりますか?」なんて話にもなりました。こうした同じ課題意識を持っている人とつながることで、課題に対して次の一手を打てるようになるのだと思います。

公立での学校改革はやはり難しいのか、、?

大野先生は元々、公立高校で15年程教師をされていたそうですが、やはり15年やっても学校改革は難しかったらしく、やる事は全てやりきったとおっしゃっていました。現在は三田国際学園中学校・高等学校で働いているそうですが、そこでは同じ課題意識を持った変わった先生が集まるので、生徒も変わった生徒が集まるそうです。だからやりやすいし楽しいと。

確かに、公立は異動もありますから、たとえ学校改革ができたとしても持続可能かというと難しいところがあると思います。一方で私立の方々はミッションというか、方向性が似たような先生が集まりやすいので、その辺の差は感じました。私立の先生は「チーム」の話をすることが多いですが、公立の先生は「個人」の話が多いのもそういうところから来ているのではと感じました。

これも最初で述べたように、同じ課題意識を持っている組織や個人とどれだけ繋がれるかで、課題に対して打てる次の一手が変わってくるという話と同じです。

私がブログを書いて発信したり、兵庫『学び合い』の会を立ち上げ直したのもここに繋がっているのだと再確認できるイベントでした。

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