大学院生活も終盤に近づき、色んな仕事を後輩に任せていっています。任せると同時に「もう自分も卒業か〜」と思います。

 後輩に任せれば問題が起きる場合もあります。その時に責任を取るのは任せた側の自分達です。なぜなら自分達が「任せた」と判断したのですから。その結果、うまくいかなかった時に任せた側が責任を取るのは当たり前ですよね。 

 例えば、授業で生徒に「自由に課題をやっていいよ」と任せた結果、隣の教室の先生から「うるさい!」と注意されたとします。この時に先生が生徒に「何やっているんだお前ら!」と怒ったら、生徒はどう感じるでしょうか?(いや、あんたが任せたんやろ〜)と思うに決まっていますよね?

 自由に課題をやっていいよと判断して、任せたのは教師ですから、教師が責任を取って隣の先生に謝り、次回からどうするべきかを考えるのが妥当だと僕は思います。

 もちろん、中には任せた結果「何やってるねんー!」と怒りたくなる時もあります。しかし、一旦冷静に考えると「まあ、任せたの俺やしな。しょうがないか。次からどうしようか」となるのが授業や人付き合いをしていく上で大事なことだと思います。そもそも、そう考えないと自分が人として成長できないと考えています。

 任せた結果に対して、責任が取れないということは、そもそも人に任せることができていないんじゃね?と感じてしまいます。

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