元明石市長である泉房穂さんが書いた「社会の変え方」を読んでみます。泉さんの生い立ちから政治家になった経緯まで書かれており、とても勉強になります。

 生い立ちでは、兄弟が障害をもっており、幼いころから社会が冷たいと感じていたそうで、「子ども」を中心とした政策こそが社会を元気にするとこの本で繰り返し伝えられています。

「難しいことではありません。必要なのは、発想の転換です。最初に事業者を支援するのではなく、まずは「子ども」から支援する。「企業」でなく、消費者である「市民」の側からこそ経済が周り、持続可能な好循環になります。」

 泉さんの本を読むと、確かに自分たちが暮らしている社会はまだまだ子どもに冷たい部分があると感じますし、どうして地域を良くするには「賃金を」とか「会社を誘致だ」といったことを考えてしまいます。そうではなく、泉さんのように「子ども」からはじめる考え方も大事だと感じました。

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