木下斉さん著の「稼ぐまちが地方を変える」を読みました。
まちづくりを考える上で、稼ぎというのは必須になってきます。稼ぎが地方にあるからこそ、事業は継続することができ、地方で働こうとする若者や女性が増えていきます。
本書はそういった「稼ぎ」を第一としたまちづくりの基礎を学べる本となっています。著者の木下斉さんは地域まちづくりのプロフェッショナルとして、実際にそういった事業に取り組んでいます。
何かをしたいと思ったら、稼ぎを意識した事業も大事
僕自身はまちづくりに興味があるので、とても勉強になりました。今後もまちづくりで活躍している人たちと関わっていくためには、こういった考え方はとても大事になってきます。地域で活躍しているNPO法人の方も「稼ぎを意識しないと継続できない」と仰っていました。
稼ぎを意識しない事による地方衰退
本書では、稼ぎを意識しない事による地方衰退についても書かれています。地方でもよくあるのが、自治体が税金ででっかい商業モールを作り、10年後になるとガラガラの箱ものとなり、結果として莫大な維持費を地元の人が払い続けているという構造があります。これも稼ぎを意識しない事による地方衰退であり、地方自治体のこういった活動自体が地方を衰退させていると指摘しています。
稼ぎは悪であるという印象を持つ人もいますが、結局はこういった現実的な考えも織り交ぜながら地方で事を進めていかないと、事業はうまくいかないのだということを学びました。
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