これから教育や地域での事業を通して、地域を良くしていきたいと考えているのですが、どういった人達とその取り組みを進めていくのかは結構大事だと考えています。少し前にお話を伺ったNPO法人の方が「何をするかより、誰とするか」とおっしゃっていた通り、最近は自分がどういう事をしたいのかということより、誰と繋がるのかを意識しています。
特に、衰退している地方においても積極的にチャレンジしていき、事業を成功させている人達などは、これからの地方を良くしていく上でキーパーソンになると思います。
そういった企業はコロナ禍になる前に積極的に事業の多角化を行っています。リスクを取って、多角化をした企業はコロナ禍においても主力事業の調子が良くない場合でも、他の事業でカバーをしており、高校生に就職を勧めるのであれば、こういった企業が良いのではないかと思います。
下記の本では、そのような地元のマイルドヤンキーを束ねる企業・経営者を「ヤンキーの虎」と紹介しています。
また、木下さんがnoteに書いていたように、衰退している地方において、積極的にチャレンジしていき成功しているヤンキーの虎には以下のような特徴があります。
目次
①地元市場もよくわかっていて、営業力もある
ヤンキーの虎は地元でビジネスを展開しているので、地元市場をよく分かっています。なので、仮に新しい事業を始めようと考えた場合、地元市場が分かっていて、営業力もあるので、すぐに新規事業を立ち上げることができます。実際に、リーマンショック時に介護事業を数ヶ月立ち上げた経営者も「ヤンキーの虎で紹介されていました。」
②与信力もあり、資金調達力がある
ヤンキーの虎は地元でビジネスを展開していて、実績もあるので、地元の銀行から融資してもらいやすいです。積極的に貸し出さないと稼げない銀行からすると、多角化もしている地元企業はとても魅力的です。
③そもそも既存企業で会社経営が成立しているので、新規創業の際にオフィス共通化したり、バックオフィス人員を共用できる。
ヤンキーの虎は既存の事業を活かしながら、新しい事業を始めることができます。0から事業を立ち上げるより、はるかに少ない時間と資金で新しいことにチャレンジできます。
このように、衰退している地方においても積極的にリスクを取りに行き、事業を多角化することで成功している企業もあります。
地方で何かをしたいと思ったら、そういった人達と繋がるのも、有効的だと思いますし、学校教育においてもそういった企業と積極的に連携を進めていき、キャリア教育を行っていく必要があると感じます。